ハーブピーリングを施術できない人・注意点|サロンが施術前に確認すべき項目とチェックリスト

この記事の結論
- 妊娠中・授乳中、肌トラブル中、日焼け直後、皮膚疾患・治療中、アレルギー歴のある方などは、施術を控えるか慎重に判断するのが一般的
- サロンは医学的な判断をしない。迷ったら「医師に相談してください」とご案内し、確認が取れるまで施術を見送る
- 施術前の確認はカウンセリングシート+口頭確認+肌の目視の3段階で行う
- 同意書で施術内容・ダウンタイム・注意点を説明した記録を残すことが、お客様とサロン双方を守る
- 剥離ありは特に慎重に。迷ったら剥離なしから提案するのもひとつの方法
「このお客様に施術しても大丈夫?」——ハーブピーリングを導入したばかりのサロンオーナー様から、とても多くいただくご相談です。
ハーブピーリングは、スピキュールが角質層に働きかけて肌の生まれ変わりをサポートするメニューです。そのぶん、肌の状態や体調によっては施術を控えたほうがよいケースがあります。施術前の確認を丁寧に行うことは、トラブルを防ぐだけでなく、お客様からの信頼にもつながります。
この記事では、横浜・関内でAnté salonを運営し、業務用ハーブピーリング「HÉRBCELL(ハーブセル)」を開発している立場から、施術を控えたほうがよい方の一般的な目安、施術前の確認項目、カウンセリングシートと同意書の作り方をお伝えします。
※この記事は、サロンでの施術前確認の一般的な考え方をまとめたものです。医学的な判断を示すものではありません。お客様の体調や肌の状態について判断に迷う場合は、医師に相談していただくようご案内ください。
ハーブピーリングの施術を控えたほうがよい方の目安
一般的には、妊娠中・授乳中の方、肌に炎症や傷がある方、日焼け直後の方、皮膚疾患がある方や治療中の方、アレルギー歴のある方などは、施術を控えるか慎重に判断します。下の表は、サロンでの確認の目安として整理したものです。
| 確認項目 | サロンでの対応の目安 |
|---|---|
| 妊娠中・授乳中 | 体調や肌が変化しやすい時期のため、施術を控えるのが一般的 |
| 施術部位に炎症・傷・強い肌荒れがある | 肌が落ち着くまで施術を見送る |
| 日焼け直後・赤みやほてりが残っている | 肌が落ち着くまで日を改める |
| 皮膚疾患がある・皮膚科などで治療中 | 主治医に施術を受けてよいか確認していただく |
| 服薬中・外用薬を使用中 | 主治医・薬剤師に確認していただく |
| アレルギー歴がある(植物・化粧品など) | 成分を確認し、不安があれば医師に相談していただく |
| 他のピーリングや美容施術を最近受けた | 受けた施術の内容と時期を確認し、間隔をあける |
| 体調不良・発熱・極度の疲れ | 無理をせず日程を変更する |
※上記は一般的な目安です。実際の判断は、お客様の状態と各ブランドの取扱説明・研修内容に従ってください。
項目ごとの注意点と、サロンでの伝え方
大切なのは、サロンが「大丈夫です」と医学的に判断しないことです。迷うケースでは医師への相談をご案内し、確認が取れてから施術する流れを徹底しましょう。
妊娠中・授乳中の方
妊娠中や授乳中は、ホルモンバランスの変化で肌が敏感になりやすい時期です。サロンとしては施術を控え、「お肌が落ち着いた時期にぜひ」と前向きにお伝えすると、関係を保ちながらお断りできます。予約時に妊娠の可能性も含めて確認しておくと、当日のキャンセルを防げます。
肌トラブル中(炎症・傷・強い肌荒れ)
赤みや傷、強いかゆみ、ひどい乾燥などがある部位への施術は見送ります。部分的なトラブルであれば、その部位を避けられるかどうかを含めて慎重に判断します。肌の状態は日によって変わるため、予約時ではなく施術当日に目視で確認することが欠かせません。
日焼け直後の方
レジャーや旅行の直後など、日焼けで赤みやほてりが残っている肌は敏感になっています。肌が落ち着くまで日を改めましょう。夏場は予約確認のメッセージで「直近に強い日焼けをされた場合はお知らせください」と添えておくと安心です。
皮膚疾患がある方・治療中の方
皮膚科などに通院中の方や、皮膚疾患がある方には、主治医に施術を受けてよいか確認していただくようご案内します。サロン側で「この程度なら大丈夫」と判断するのは避けましょう。服薬や外用薬の使用がある場合も同様です。
アレルギー歴のある方
植物や化粧品でかぶれた経験がある方には、どんな成分で反応が出たかを伺い、使用する商材の成分を確認します。不安がある場合は医師に相談していただき、無理に施術しないことが大切です。
他のピーリングや美容施術を受けた直後の方
ほかのサロンや医療機関で、ピーリングや肌に負担のかかる施術を最近受けている場合は、内容と時期を確認します。短期間に施術が重なると肌への負担が大きくなるため、間隔をあけてご案内しましょう。
施術前の確認は「3段階」で行う
施術前の確認は、カウンセリングシート・口頭での確認・肌の目視の3段階で行うと、見落としを減らせます。
| 段階 | タイミング | 確認すること |
|---|---|---|
| 1. カウンセリングシート | 来店時(初回)・内容の変化があったとき | 体調、妊娠・授乳、通院・服薬、アレルギー歴、最近受けた施術、肌悩み |
| 2. 口頭での確認 | 施術直前(毎回) | 前回からの体調・肌の変化、日焼け、予定(イベント・旅行など) |
| 3. 肌の目視 | クレンジング後 | 赤み・傷・強い乾燥・炎症の有無 |
特にリピーターのお客様ほど「前回と同じで大丈夫」と確認が省略されがちです。2回目以降も毎回、口頭と目視で確認する習慣をつけましょう。
カウンセリングシートに入れたい項目
カウンセリングシートは、お客様の状態を記録し、施術の可否を判断する材料になります。次の項目は最低限入れておきましょう。
- お名前・連絡先・生年月日
- 現在の体調(発熱・体調不良の有無)
- 妊娠中・授乳中・妊娠の可能性の有無
- 皮膚疾患の有無・通院中の医療機関の有無
- 服用中の薬・使用中の外用薬の有無
- アレルギー歴(植物・化粧品・金属など)
- 直近に受けたピーリング・美容施術の内容と時期
- 日焼けの有無・予定しているレジャー
- 肌悩み(毛穴・くすみ・ニキビ跡・ハリなど)と、ご希望の仕上がり
- 今後のご予定(イベント・お仕事など、ダウンタイムが気になる日)
「今後のご予定」は意外と見落としがちな項目です。剥離ありのハーブピーリングは、数日後から皮むけが始まり、1週間前後で落ち着くのが目安です(個人差があります)。大切な予定が近い方には、ダウンタイムがほぼない剥離なしをご提案するなど、予定に合わせたメニュー選びができます。剥離あり・なしの違いは剥離あり・剥離なしハーブピーリングの違いで詳しく解説しています。
同意書が大切な理由と、書いておくべき内容
同意書は、施術内容・ダウンタイム・注意点を説明し、お客様に理解・納得いただいたことを記録するためのものです。お客様の安心と、サロンを守る記録の両方の役割があります。
同意書に入れたい内容
- 施術の内容(剥離あり・剥離なしの違いを含む)
- ダウンタイムの目安(剥離あり:数日後から皮むけ、1週間前後で落ち着く目安/剥離なし:ほぼなし・翌日メイク可)と、個人差があること
- 施術中・施術後にチクチク感や赤みを感じる場合があること
- 施術後のホームケアと、紫外線対策などの注意事項
- カウンセリングシートに事実と異なる記載がないこと
- 異常を感じたときはすぐにサロンへ連絡し、必要に応じて医療機関を受診すること
- 説明を受けて理解したうえで施術を希望する旨の署名と日付
同意書は「書いてもらうだけ」では意味がありません。一つひとつ口頭で説明し、質問がないか確認してから署名していただきましょう。丁寧な説明そのものが、お客様の安心につながります。
※同意書の書式や内容は、サロンの運営方針に合わせてご確認ください。法的な判断が必要な場合は専門家にご相談ください。
施術当日・施術後に気をつけたいこと
施術前の確認だけでなく、施術中と施術後のフォローまでがトラブル予防です。
施術中
擦り込みの力加減は、お客様の肌の反応を見ながら調整します。チクチク感の感じ方には個人差があるため、こまめに声をかけ、強い刺激を訴えられた場合は無理に続けないことが大切です。
施術直後
施術後は、肌を落ち着かせる鎮静ケアを丁寧に行いましょう。HÉRBCELLでは、カモミールを配合した鎮静用モデリングマスクREPOSÉをご用意しています。ひんやりと固まって剥がすタイプで、施術後の鎮静に特化しています。
施術後のアフターケア説明
ホームケアの方法、紫外線対策、皮むけが起きたときに無理にはがさないことなどを、紙とあわせてお伝えします。詳しくはハーブピーリングのアフターケアガイドもご覧ください。
迷ったときは「剥離なし」や「日程変更」を提案する
施術を見送ることは、お客様を失うことではありません。無理をしない判断が、長く通っていただける信頼になります。
- 肌が落ち着くまで日程を変更する
- 剥離ありを希望されても、まずはダウンタイムの少ない剥離なしから始める
- 医師に確認が取れてから、改めてご予約をいただく
HÉRBCELLは剥離あり(ハードピール)と剥離なし(ソフトピール)の両方に対応し、どちらにもスピキュールを配合しています。剥離なしでもハーブピーリングらしい施術感を実感しやすいため、「今日は剥離なしで」と切り替えても満足していただきやすいのが特長です。
また、原価を抑えられる商材なら、通いやすい価格設定ができます。お客様の肌の状態に合わせて無理のないペースで通っていただけることも、安全な施術を続けるうえで大切なポイントです。
HÉRBCELLの研修とツールで、施術前の確認を仕組みにする

HÉRBCELLの導入プランには、研修・マニュアル・ディプロマが含まれています。研修では、施術理論や実技だけでなく、カウンセリングの進め方や接客トークもお伝えしています。
- カウンセリングシート・同意書・メニュー表などの販促ツールをご用意
- 導入後もLINEで施術の相談が可能
- 導入説明はオンライン、または横浜・関内のAnté salonで対応
「このケースは施術してよい?」と迷ったときに相談できる窓口があることは、導入したばかりのサロンにとって大きな安心材料です。研修の詳しい内容はハーブピーリングの資格・研修・ディプロマの記事で解説しています。
まとめ
ハーブピーリングは、妊娠中・授乳中、肌トラブル中、日焼け直後、皮膚疾患・治療中、アレルギー歴のある方などには、施術を控えるか慎重に判断するのが一般的です。サロンは医学的な判断をせず、迷ったときは医師への相談をご案内しましょう。
カウンセリングシート・口頭確認・肌の目視の3段階で確認し、同意書で説明の記録を残す。この流れを仕組みにしておけば、お客様にも安心して通っていただけます。
→ 研修・カウンセリングシート・同意書つきの「HÉRBCELL」導入プランを見る
よくある質問
ハーブピーリングを施術できない人はどんな人ですか?
一般的には、妊娠中・授乳中の方、肌に炎症や傷・強い肌荒れがある方、日焼け直後の方、皮膚疾患がある方や皮膚科などで治療中の方、アレルギー歴のある方などは、施術を控えるか慎重に判断することが多いです。判断に迷う場合は、医師に相談していただくようご案内しましょう。
医療機関で治療中のお客様に施術してもよいですか?
サロンが判断するのではなく、主治医に施術を受けてよいかを確認していただくのが基本です。確認が取れるまでは施術を見送り、ダウンタイムの少ない別メニューをご提案するのもひとつの方法です。
カウンセリングシートと同意書は両方必要ですか?
カウンセリングシートはお客様の肌や体調の状態を確認するため、同意書は施術内容・ダウンタイム・注意点を説明し、理解いただいたことを記録するためのものです。役割が違うので、両方そろえておくと安心です。
日焼けした直後でもハーブピーリングは受けられますか?
日焼け直後の肌は敏感になっていることが多いため、一般的には肌が落ち着くまで施術を控えます。赤みやほてりが残っている場合は、日を改めてご案内しましょう。
HÉRBCELLにはカウンセリングシートや同意書がありますか?
はい。HÉRBCELLでは、カウンセリングシート・同意書・メニュー表などの販促ツールをご用意しています。研修でもカウンセリングの進め方をお伝えしています。
For Salon Owners
HÉRBCELLのサンプル・導入相談
剥離あり・剥離なしの両方に対応する業務用ハーブピーリング「HÉRBCELL」。まずはサンプル(剥離なし1回分¥1,000〜)で施術感をお試しいただけます。導入費用・収支のご相談も無料です。


