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ハーブ蒸しとは?よもぎ蒸しとの違いと使われるハーブの種類・香りの選び方

公開日 更新日 執筆:伊藤 ありさ(株式会社アント 代表)

ハーブ蒸しとは?よもぎ蒸しとの違いと使われるハーブの種類・香りの選び方

この記事の結論

  • ハーブ蒸しとは、よもぎをはじめとするハーブを煮出した蒸気を、専用の椅子とマントで楽しむメニュー
  • よもぎ蒸しとの違いは使うハーブと香り。設備や入り方は同じ
  • よく使われるのは、よもぎ・びわの葉・モリンガ・カモミール・ローズヒップなど11種類前後
  • 主役のハーブで「びわの葉蒸し」「モリンガ蒸し」と呼ぶこともある
  • よもぎ蒸しの設備があれば、ハーブを加えるだけでメニューにできる

「よもぎ蒸し」と並んで、「ハーブ蒸し」という言葉を見かけることが増えました。両者は何が違うのでしょうか。この記事では、サロン向けハーブ蒸しブランド「mugu.(ムグ)」の視点から、ハーブ蒸しの基本と、よく使われるハーブの種類、香りの選び方をわかりやすく整理します。

目次

ハーブ蒸しとは

ハーブ蒸しは、鍋で温めたハーブの蒸気を、座面に穴の空いた専用の椅子と、首から下を覆うマントを使って楽しむメニューです。マントの中に蒸気を閉じ込めることで、温かさとハーブの香りに包まれて過ごします。

よもぎを中心に使うものが「よもぎ蒸し」として広く知られていますが、よもぎ以外のハーブも組み合わせ、香りの好みや気分に合わせて選べるスタイルを「ハーブ蒸し」と呼ぶことが多くなっています。

よもぎ蒸し・ハーブ蒸しのルーツ

よもぎ蒸しは、韓国の伝統的な温浴法がルーツとされています。よもぎを中心にした植物を煮出し、その蒸気の中で過ごすスタイルが日本にも広まり、今では美容サロンやリラクゼーションサロンの定番メニューのひとつになりました。

日本でも、よもぎは春の草餅やよもぎ風呂など、季節の行事や暮らしの中で古くから親しまれてきた植物です。そこに、カモミールやローズヒップなど世界各地で親しまれてきたハーブを組み合わせ、香りを選べるスタイルとして広がったのが、現在のハーブ蒸しです。

ハーブ蒸しとよもぎ蒸しの違い

よもぎ蒸し ハーブ蒸し
使うハーブ よもぎが中心(よもぎ100%も) よもぎ+ほかのハーブ、または別のハーブが主役
香り 青々しさと草木を感じる香り 花・柑橘・スパイス・甘酸っぱさなど、組み合わせで変わる
選び方 シンプルで初めての方にもわかりやすい 香りの好みや気分で選べる
設備・入り方 同じ(専用の椅子・マント・加熱器具)

つまり、ハーブ蒸しはよもぎ蒸しの「香りの選択肢を広げたもの」と考えるとわかりやすいでしょう。入り方はよもぎ蒸しの入り方と同じです。

ハーブ蒸しに使われるハーブ11種類

ハーブ 植物 香りの特徴
よもぎ キク科の葉 青々しさと草木を感じる、基本の香り
びわの葉 バラ科の常緑樹の葉 やわらかく落ち着いた、葉を思わせる香り
モリンガ ワサビノキ科の葉 青みのある、植物らしいすっきりした香り
カモミール キク科の花 やさしく甘い、穏やかな印象の香り
ローズヒップ 野バラの実 軽やかな酸味を思わせる、明るい印象の香り
ハイビスカス アオイ科のがく すっきりした酸味を思わせる、華やかな香り
陳皮 柑橘の皮 柑橘の皮を思わせる、明るく爽やかな香り
ラベンダー シソ科の花 穏やかでフローラルな、落ち着きのある香り
ローズマリー シソ科の葉 清涼感のある、シャープでハーブらしい香り
ジンジャー ショウガ科の根茎 温かみのある、スパイシーで力強い香り
シナモン クスノキ科の樹皮 甘さを含んだ、温かくスパイシーな香り

主役のハーブで変わる呼び方

びわの葉蒸し

びわの葉を主役にしたハーブ蒸しです。やわらかく落ち着いた葉の香りで、よもぎの香りをまろやかにしたい時にも使われます。よもぎ18g+びわの葉7gの「びわブレンド」は、シンプルな香りが好きな方に向いています。

モリンガ蒸し

モリンガの葉を主役にしたハーブ蒸しです。香りが穏やかで、よもぎの香りが強いと感じる方への選択肢になります。詳しくはモリンガ蒸しとはで紹介しています。

香りの選び方

ハーブ蒸しは、効果ではなく香りの印象と好みで選ぶのが基本です。

好きな香り 合わせたいハーブ
草木・自然な香り よもぎ100%、びわの葉、モリンガ
やさしく甘い香り カモミール、ローズヒップ
華やか・甘酸っぱい香り ハイビスカス、ローズヒップ
花の香り ラベンダー、カモミール
爽やか・柑橘の香り 陳皮、ローズマリー
温かみのあるスパイスの香り ジンジャー、シナモン

ラベンダー・ローズマリー・ジンジャー・シナモンは少量でも香りがはっきり出るので、1回1〜3g程度から。配合例はよもぎ蒸しのブレンドの作り方で紹介しています。

季節で選ぶハーブ

香りの好みに加えて、季節で選ぶのもハーブ蒸しの楽しみ方です。サロンでは「季節のおすすめ」としてブレンドを入れ替えると、リピーターのお客様にも新しい楽しみ方を提案できます。

季節 合わせたいハーブ 香りのイメージ
春 よもぎ、びわの葉、カモミール 若草のような青々しさと、やわらかな甘さ
夏 ローズマリー、陳皮、ハイビスカス すっきりした清涼感と、明るい柑橘・酸味
秋 ローズヒップ、モリンガ、びわの葉 果実のやさしい酸味と、落ち着いた葉の香り
冬 ジンジャー、シナモン、陳皮 温かみのあるスパイスと柑橘の香り

季節のブレンドも、よもぎ15〜20gをベースに、ほかのハーブを合計5〜10g(1回約25g)が基本です。

ハーブ蒸しを受ける時・提供する時の注意

  • 体調不良の方、妊娠中・妊娠の可能性がある方には施術を案内しない
  • よもぎ・カモミールはキク科。植物で肌が荒れたことがある方はカウンセリングで確認
  • 水分補給は施術前・施術中・施術後のすべてで
  • 熱さやめまいを感じたら我慢せず、異常があれば加熱を止めて中止する
  • 香りや温かさの感じ方には個人差があり、医療的な効果を保証するものではない

サロン向けの確認項目はよもぎ蒸しを受けられない人と施術前の確認事項にまとめています。

サロンでハーブ蒸しを始めるには

よもぎ蒸しの設備がすでにあるサロンなら、ハーブを加えるだけでハーブ蒸しをメニューにできます。お客様と一緒にハーブを選べるハーブ表や、香りの説明資料があると、選ぶ時間そのものを楽しんでいただけます。

mugu.では、ハーブ蒸しに使う11種類の業務用ハーブを単品から販売しています。11種類のハーブ(合計600g)と、6種類のブレンドを収録した「よもぎ蒸しBOOK」・ハーブチャート・講習マニュアルなどの導入ツールをセットにしたHERB STARTER(19,800円・税込)もご用意しています。

よくある質問

ハーブ蒸しとは何ですか?

よもぎをはじめとするハーブを鍋で煮出し、立ちのぼる蒸気を専用の椅子とマントで閉じ込めて、温かさと香りの中で過ごすメニューです。よもぎだけを使う場合は「よもぎ蒸し」、ほかのハーブを組み合わせる場合は「ハーブ蒸し」と呼ばれることが多いです。

ハーブ蒸しとよもぎ蒸しの違いは何ですか?

設備や入り方は同じで、違いは使うハーブと香りです。よもぎ蒸しはよもぎを中心にした草木の香り、ハーブ蒸しはよもぎ以外のハーブも組み合わせて、香りの好みに合わせて選べるのが特徴です。

ハーブ蒸しにはどんなハーブを使いますか?

よもぎ、びわの葉、モリンガ、カモミール、ローズヒップ、ハイビスカス、陳皮、ラベンダー、ローズマリー、ジンジャー、シナモンなどがよく使われます。香りの強さが違うので、よもぎをベースに少しずつ組み合わせるのが基本です。

びわの葉蒸しやモリンガ蒸しもハーブ蒸しですか?

はい。びわの葉やモリンガを主役にしたハーブ蒸しを、使うハーブの名前で「びわの葉蒸し」「モリンガ蒸し」と呼ぶことがあります。設備や入り方はよもぎ蒸しと同じです。

よもぎ蒸しの設備でハーブ蒸しもできますか?

はい。よもぎ蒸しの設備があれば、ハーブを加えるだけでハーブ蒸しのメニューを始められます。新しく機器を買う必要はありません。

mugu. · Herbal Steam for Salon

サロンのためのハーブ蒸し mugu.

徳島県産・農薬不使用のよもぎを含む11種類の業務用ハーブ(すべて食品品質)を、単品から。よもぎ蒸しを始めるサロンには、ハーブ600gと「よもぎ蒸しBOOK」・講習マニュアル・同意書・導入サロン証などをセットにしたHERB STARTER(19,800円・税込)をご用意しています。ノルマ・最低注文数なし。

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この記事を書いた人

伊藤 ありさ株式会社アント 代表取締役/Anté salon オーナー

横浜・関内でトータルビューティーサロン「Anté salon(アンテサロン)」を運営。サロンでの施術経験をもとに、業務用ハーブピーリング「HÉRBCELL(ハーブセル)」、ハーブ蒸しブランド「mugu.」を開発し、全国のサロン様への導入・研修を行っています。Web・EC・デジタルマーケティング領域で約10年の実務経験。

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