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よもぎ蒸しの料金設定|1回あたりのハーブ代から考える価格の決め方とメニュー例

公開日 更新日 執筆:伊藤 ありさ(株式会社アント 代表)

よもぎ蒸しの料金設定|1回あたりのハーブ代から考える価格の決め方とメニュー例

この記事の結論

  • よもぎ蒸しの料金は「費用」「時間」「近隣の相場」「通いやすさ」の4つから決める
  • 1回あたりのハーブ代は、大容量で仕入れると約200〜350円(mugu.の場合・25g)
  • 費用にはハーブ代のほか、タオル・マントの洗濯、光熱費、水、人件費も含めて考える
  • よもぎ100%とブレンドのハーブ代の差は小さい。価格差は「選べる楽しさ」で決めてよい
  • 回数券やセットメニューは、割引後の利益を計算してから作る

よもぎ蒸しをメニューに加える時に悩むのが、料金設定です。「安くしないとお客様が来ないかも」「でも利益が残らないと続けられない」——料金は、一度決めると変えにくいものだからこそ、根拠を持って決めておきたいところです。

この記事では、サロン向けハーブ蒸しブランド「mugu.(ムグ)」の価格をもとに、よもぎ蒸しの料金を「1回あたりのハーブ代」から考える方法を解説します。

目次

よもぎ蒸しの料金を決める4つの要素

要素 確認すること
費用 ハーブ代、タオル・マントの洗濯、光熱費、水、消耗品
時間 カウンセリング・着替え・施術・休憩・片付けまでの合計時間
近隣の相場 同じエリア・同じくらいの時間のメニューの料金
通いやすさ お客様が定期的に通える価格か、回数券やセットの有無

ステップ1:1回あたりのハーブ代を計算する

ハーブ代は「1gあたりの価格 × 1回に使う量」で計算します。1回の量は合計約25g(目安15〜25g)、ブレンドは「よもぎ15〜20g+ほかのハーブ5〜10g」が基本です。

mugu.のハーブを大容量サイズ(よもぎ・びわの葉・モリンガは500g、そのほかは50g)で購入した場合の計算例です(税込価格から計算・送料は含みません)。

メニュー 配合(合計25g) ハーブ代
よもぎ100% よもぎ25g 約199円
びわブレンド よもぎ18g・びわの葉7g 約205円
温活ブレンド よもぎ18g・びわの葉3g・ジンジャー2g・シナモン2g 約280円
美容ブレンド よもぎ18g・ハイビスカス2g・ローズヒップ3g・モリンガ2g 約299円
婦人ブレンド よもぎ18g・びわの葉2g・カモミール3g・ローズヒップ2g 約311円
巡活ブレンド よもぎ18g・ジンジャー2g・ローズマリー2g・陳皮3g 約326円
眠活ブレンド よもぎ18g・ラベンダー1g・カモミール3g・ローズマリー3g 約346円

※ ブレンド名はメニューを選びやすくするための名前で、特定の効果・効能を示すものではありません。

同じよもぎ100%でも、よもぎを100g(1,980円)で購入すると1回約495円、300g(2,980円)なら約248円、500g(3,980円)なら約199円です。メニューが定着したら大容量に切り替えるだけで、1回あたりの費用を抑えられます。

ステップ2:ハーブ代以外の費用も入れる

よもぎ蒸しは、ハーブ代だけでなく、次のような費用もかかります。月の合計を施術数で割って、1回あたりの金額にしておくと料金を考えやすくなります。

  • マント・タオルの洗濯、乾燥(洗剤・水道・電気)
  • 加熱器具の電気代、鍋の水
  • お客様用の飲み物(水分補給は必須)
  • 紙ショーツ、使い捨て品などの消耗品
  • カウンセリングシート・同意書などの印刷
  • 設備の買い替え費用(何年で使うかで割る)

ステップ3:施術にかかる時間を確認する

蒸気に当たる時間は20〜40分程度が一般的ですが、カウンセリング・着替え・施術後の休憩・片付けと次の準備まで含めると、1人あたり1時間前後かかります。料金は「蒸気に当たる時間」ではなく、ベッドや個室を使う時間全体で考えましょう。

ステップ4:近隣の相場を調べる

よもぎ蒸しの料金は、地域・時間・内容によって幅があります。ホットペッパービューティーやGoogleマップで、同じエリア・同じくらいの時間のメニューを10件ほど調べ、価格帯を把握しておきましょう。

調べる時は、金額だけでなく次の点も確認すると比較しやすくなります。

  • 施術時間(蒸気に当たる時間か、全体の時間か)
  • ハーブを選べるか、よもぎのみか
  • 初回価格と通常価格の差
  • 回数券・月額・セットメニューの有無

参考までに、横浜・関内のAnté salonのよもぎ蒸しは2,980円(税込)からです。

よもぎ100%とブレンドの価格差

上の計算例のとおり、よもぎ100%とブレンドのハーブ代の差は、1回あたり数円〜150円程度です。価格の付け方には、主に2つの考え方があります。

考え方 メリット 向いているサロン
同じ料金にする メニューがシンプルで選びやすい まずはよもぎ蒸しを定着させたい
ブレンドを少し高くする 「選べる楽しさ」を付加価値にできる 香りのカウンセリングに力を入れたい

ブレンドを高くする場合は、カウンセリングで香りを選ぶ時間や、ハーブ表で一緒に選ぶ体験など、料金の差に見合う体験を用意しておくと納得してもらいやすくなります。

回数券・セットメニューの作り方

回数券

回数券は、定期的に来店いただくきっかけになります。割引率を決める前に、割引後の1回あたりの利益を必ず計算しましょう。有効期限、家族とのシェアの可否、体調不良時の扱いなどの条件も明記しておくと、トラブルを防げます。

セットメニュー

よもぎ蒸しとほかのメニューを組み合わせる場合は、施術の順番と休憩時間を決めておきましょう。施術後は体が温まり汗をかいているので、次のメニューの前にしっかり水分補給と休憩をとることが大切です。

季節のブレンド

季節ごとにおすすめのブレンドを変えると、リピーターのお客様にも新しい楽しみ方を提案できます。料金は据え置きのまま、香りで変化をつけるだけでも十分です。

料金表示の注意点

  • 税込価格で表示する
  • 施術時間が「蒸気に当たる時間」か「全体の時間」かを明記する
  • 「〇〇に効く」など、効果・効能をうたう表現をメニュー名や説明に使わない
  • 受けられない方(妊娠中・妊娠の可能性がある方、体調不良の方など)を予約ページに記載する

まとめ

よもぎ蒸しの料金は、1回あたりのハーブ代(約200〜350円)とその他の費用、施術にかかる時間、近隣の相場から決めると、無理のない価格になります。ハーブは大容量で仕入れるほど1回あたりの費用を抑えられるので、メニューが定着したら容量を見直してみてください。

ハーブの配合はよもぎ蒸しのブレンドの作り方、仕入れ先の選び方はよもぎ蒸しの業務用商材の選び方で詳しく紹介しています。

よくある質問

よもぎ蒸しの料金はどうやって決めればよいですか?

①1回あたりのハーブ代とタオル・光熱費などの費用を把握する ②施術にかかる時間(着替えや片付けを含む)を確認する ③近隣サロンの料金を調べる ④お客様が通いやすい価格かを考える、の順で決めると無理のない価格になります。

よもぎ蒸し1回あたりのハーブ代はいくらですか?

使うハーブと購入する容量によって変わります。mugu.のハーブを大容量サイズで計算すると、よもぎ25gのよもぎ100%で約199円、ハーブを合わせた25gのブレンドで約205〜346円です(税込価格から計算、送料は含みません)。

よもぎ100%とブレンドで料金を変えたほうがよいですか?

ハーブ代の差は1回あたり数円〜150円程度なので、同じ料金にするサロンもあれば、ブレンドを数百円高くして「選べる楽しさ」を付加価値にするサロンもあります。メニュー表で違いがわかりやすいことが大切です。

よもぎ蒸しの回数券は作ったほうがよいですか?

定期的に来店いただくきっかけになるので、作っておくと便利です。割引後の1回あたりの利益を計算し、無理のない割引率にしましょう。有効期限やシェアの可否などの条件も明記しておくと安心です。

よもぎ蒸しとほかのメニューを組み合わせてもよいですか?

はい。施術後の体調を確認したうえで、ほかのメニューとセットにするサロンもあります。組み合わせる場合は、順番や休憩時間、施術当日の注意事項をあらかじめ決めておきましょう。

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この記事を書いた人

伊藤 ありさ株式会社アント 代表取締役/Anté salon オーナー

横浜・関内でトータルビューティーサロン「Anté salon(アンテサロン)」を運営。サロンでの施術経験をもとに、業務用ハーブピーリング「HÉRBCELL(ハーブセル)」、ハーブ蒸しブランド「mugu.」を開発し、全国のサロン様への導入・研修を行っています。Web・EC・デジタルマーケティング領域で約10年の実務経験。

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