美容機器は何か月で回収できる?脱毛器の導入費用と回収期間の計算方法、機器なしで始める選択肢

この記事の結論
- 回収に必要な回数は「機器代 ÷ 1回あたりの利益」で計算できる
- 業務用脱毛器(一般的に100万〜500万円)は、例えば200万円なら約286回・月40回で約7か月(計算例)
- 開業直後は予約が埋まらず、計算より回収が遅れやすい。リースは月々の固定費になる
- 機器なしのメニュー(ハーブピーリング・よもぎ蒸し)なら、導入セットを10回前後の施術で回収できる計算
「脱毛器を入れたら、何か月で元が取れるんだろう?」。サロンの開業やメニュー追加を考えるとき、美容機器の費用と回収期間は、最も気になるポイントの一つです。
この記事では、横浜・関内でAnté salonを運営する株式会社アントが、美容機器の回収期間の計算方法を、脱毛器を例にわかりやすく解説します。あわせて、機器を使わずに始められるメニューとの比較も紹介します。
美容機器の導入費用の目安
| 導入方法 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 購入 | 業務用脱毛器で一般的に100万〜500万円 | 総額は安く済むが、初期費用が大きい |
| リース | 月々の支払い(数年契約が多い) | 初期費用は小さいが、固定費が続き総額は高くなりやすい |
| レンタル | 月々の支払い | 試しやすいが、長く使うと割高になることも |
※ 機器の性能・メーカー・契約内容によって大きく異なります。
回収期間の計算方法
回収期間は、次の2つの式で計算できます。
- 回収に必要な施術回数 = 機器代 ÷ 1回あたりの利益
- 回収までの月数 = 回収に必要な施術回数 ÷ 1か月の施術回数
1回あたりの利益は、施術料金から、その施術にかかる経費(消耗品・ジェル・光熱費など)を引いた金額です。家賃や人件費まで含めて考えると、回収期間はさらに長くなります。
脱毛器200万円の計算例
| 項目 | 数字(計算例) |
|---|---|
| 脱毛器の購入費 | 2,000,000円 |
| 施術料金 | 8,000円 |
| 1回の経費(消耗品・光熱費など) | 1,000円 |
| 1回あたりの利益 | 7,000円 |
| 回収に必要な施術回数 | 約286回 |
| 1か月の施術回数 | 回収までの期間 |
|---|---|
| 月40回(1日2人×20日) | 約7か月 |
| 月20回(1日1人×20日) | 約14か月 |
| 月10回(開業直後など) | 約29か月(2年以上) |
※ 数字はわかりやすくするための仮の計算例です。実際の料金・経費・施術回数で計算してください。
計算どおりに回収できない3つの理由
1. 開業直後は予約が埋まらない
計算は「毎月同じ回数の予約がある」前提です。開業直後は集客が軌道に乗るまで時間がかかり、施術回数が少ない月が続くと、回収期間は大きく延びます。
2. 割引やキャンペーンで単価が下がる
新規集客のための初回割引や回数券の割引で、1回あたりの利益は計算より小さくなりがちです。
3. 固定費が増える
リースの支払い、メンテナンス費、消耗部品の交換などは、売上に関係なく毎月かかります。開業直後に固定費が増えると、手元の資金が減り、集客にお金を回せなくなります。
機器なしで始めるメニューとの比較
美容機器は、集客力のあるメニューをつくれる一方で、初期費用と回収期間の負担が大きくなります。開業時や、まず新しいメニューを試したいときは、機器がいらないメニューから小さく始める選択肢もあります。
| 脱毛器(計算例) | ハーブピーリング(HÉRBCELL) | よもぎ蒸し(mugu.) | |
|---|---|---|---|
| 導入費 | 2,000,000円 | 78,000円〜(導入セット) | 19,800円(HERB STARTER) |
| 料金の例 | 8,000円 | 12,000円(剥離なし) | 3,000円 |
| 1回の原価・経費 | 1,000円 | 約664円 | 約200〜350円 |
| 回収に必要な回数 | 約286回 | 約7回 | 約7〜8回 |
| 研修・資料 | 機器による | 導入説明・施術動画・マニュアル・同意書・ディプロマ | カウンセリングブック・講習マニュアル・同意書・導入サロン証 |
※ どれも家賃・人件費を含まない、商材・機器だけの計算例です。HÉRBCELLの原価は剥離なしフェイシャル(ペースト3g)の場合、剥離ありは約2,010円です。
ハーブピーリングの費用と回収の詳細はハーブピーリングの導入費用、よもぎ蒸しはよもぎ蒸しの導入費用・開業費用で解説しています。
機器を入れるか迷ったときの考え方
- 開業直後は、機器なしのメニューで集客とリピートの土台をつくる
- 予約が安定し、お客様の要望がはっきりしてから、機器の導入を検討する
- 機器を入れる場合は、月10回程度でも続けられるかで資金計画を立てる
開業準備の全体像はサロン開業の流れ、必要なものはサロン開業に必要なものリストをご覧ください。
リースの場合の考え方
リースは初期費用がかからない分、毎月の支払いが数年続きます。回収を考えるときは、月々の支払い額を、毎月の利益で上回れるかで判断しましょう。
| 計算例 | 数字 |
|---|---|
| 月々のリース料(仮) | 50,000円 |
| 1回あたりの利益 | 7,000円 |
| リース料をまかなうのに必要な施術回数 | 月8回 |
月8回を超えた分が、はじめて利益になります。予約が少ない月でもリース料は変わらないため、開業直後は負担に感じやすい点に注意が必要です。
機器を導入する前のチェックリスト
- その機器を使うメニューを、月に何回提供できそうか
- 予約が月10回程度でも、支払いを続けられるか
- メンテナンス費・消耗部品・保証期間を確認したか
- その施術を求めるお客様が、商圏にどれくらいいるか
- 機器なしのメニューで、先に集客とリピートの土台をつくれないか
まとめ
美容機器の回収期間は、機器代 ÷ 1回あたりの利益で計算できます。脱毛器のように数百万円の機器は、予約が埋まるまで回収に時間がかかります。開業時は、機器なしで始められるメニューで小さくスタートし、手元の資金を集客に回すことも検討してみてください。
よくある質問
業務用脱毛器の価格はいくらくらいですか?
性能やメーカーによって幅があり、一般的に100万〜500万円ほどです。購入のほか、リースやレンタルで導入する方法もあります。
美容機器の回収期間はどう計算しますか?
「機器代 ÷ 1回あたりの利益」で回収に必要な施術回数が、「回収に必要な回数 ÷ 1か月の施術回数」で回収までの月数がわかります。1回あたりの利益は、施術料金から消耗品・光熱費などの経費を引いた金額です。
脱毛器200万円は何か月で回収できますか?
例として、施術料金8,000円・1回の経費1,000円なら、1回の利益は7,000円です。200万円÷7,000円で約286回。1か月に40回施術できれば約7か月、20回なら約14か月で回収できる計算です(家賃や人件費は含みません)。
リースと購入はどちらがよいですか?
リースは初期費用をおさえられますが、月々の支払いが続き、総額は購入より高くなることが一般的です。開業直後は売上が読めないため、月々の固定費が増えすぎないよう注意しましょう。
美容機器なしでサロンを開業できますか?
できます。ハーブピーリングやよもぎ蒸しのように、高額な機器がいらないメニューもあります。例えば、HÉRBCELLの導入セット(78,000円〜)は剥離なしの料金12,000円の例で約7回、mugu.のHERB STARTER(19,800円)は料金3,000円の例で約7〜8回の施術で回収できる計算です。
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